検査

外見に症状が現れない坐骨神経の検査としては、通常の疾患と同様に、問診・触診が行われ、他にレントゲンやCT、MRIなどを使った、関連箇所の確認などが行われます。

問診

外見上に症状が現れず、痛みやしびれなどの症状が一定ではない坐骨神経痛では、問診時に医師にできるだけ正確に症状を伝えることが大切になります。

問診にあたって

主に症状を伝えることになりますが、何も用意していない場合、症状を忘れてしまうことや、医師へ伝え忘れるなどの可能性があります。

また医師からの質問に正確に答えることができない場合もありますので、予め症状などを書き留めておくことをお勧めします。

問診で伝えなければいけないこと

いつから症状が出始めたか。

初めて症状が出た日はもちろん、断続的に症状があらわれる場合には、その日付と時間など。

症状が出た原因

重いものを持った、激しい運動をした、強く打ち付けたなど。

どこに症状が出たか。

腰の位置、臀部の奥、太股の裏など指で指し示せるのが望ましい。

どのような症状なのか。

痛み、しびれ、力が入らない、排泄障害など。

痛みやしびれなどの症状の度合い。

どのような痛み、しびれなのかを具体的に。

症状の出る、または症状が楽になる姿勢、体勢、状況。

症状が顕著に現れる姿勢や行動などがある場合は伝える。
くしゃみや咳、何分か歩くと痛みが出るなど、また症状が緩和される姿勢(しゃがむ、前かがみになるなど)がある場合も伝える。

これまでに患ったことのある病気。

薬などを服用している場合には、どんな薬なのかも伝える。

触診

実際に医師により患部に触れることで、痛みの出た場所、冷えの状態、筋肉の張りなどを確認します。

それと同時に理学検査など行い、ある程度の疾患の切り分けが行われる場合もあります。

坐骨神経痛の理学検査

様々な検査方法がありますが、腰痛に関して最も行われるのがSLR(下肢伸展挙上検査、ラセーグ兆候、ラセーグテスト)です。

ラセーグテストは、仰向けに脚を伸ばした状態に寝て、脚を伸ばしたままで医師がかかとから片足ずつ持ち上げ痛みが出るか確認するというテストです。

他には、脚気の検査にも使われる膝蓋腱反射テスト、アキレス腱反射テスト、股内旋・股外旋テスト、大腿神経伸展テスト(SLR)など多数のテストで症状の確認を行う場合もあります。

レントゲン・CT・MRIでの患部確認

腰痛の検査として最も有効的なのが、レントゲンやCT、MRIです。

骨の異常はもちろん、神経が実際に圧迫されている場所などを確認することができます。

レントゲン(X線)

健康診断や風邪の際などにも使われ、誰しも一度は行ったことがあるだろうレントゲンは、骨の状態や、大きめの腫瘍などを確認することができます。

脊髄や椎間板はレントゲンには映らないのですが、造影剤(X線を通さなくする薬品)を使用し、脊髄の圧迫状況、椎間板の異常などを確認することもできます。

CT

レントゲンと同様にX線を使うCTは骨の状況をレントゲンよりも詳しくみることができます。

レントゲンと違い様々な角度から、骨の状態を確認することができ、腰椎すべり症や、脊柱管狭窄症の疑いがある場合に有効です。

MRI

磁気を利用して様々な角度から患部の状態を確認できるMRIは、骨に異常がない場合の筋肉や腫瘍による神経圧迫を確認するのに有効的です。

また、神経も確認することができますので、骨に異常がある場合の神経の圧迫具合を確認する場合に用いられたりもします。

自分の病気を知る努力をする

問診、触診、検査機械などの結果を総合的にみて医師は、病気を判断します。

問診や触診時に、自分の症状や状態を伝えることができなければ、せっかく検査機械を使ったとしても、医師の判断材料が不足するので、正確な診断ができない可能性もあります。

適切な治療を行うためには医師任せではなく、診察も治療の一環と思い受けるようにしましょう。

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